モネネス(本質価値の状態):ITM・ATM・OTM
モネネスとは、オプションの権利行使価格が現在の株価に対してどの位置にあるかを表す考え方です。オプションのコスト、値動きの性質、そして利益になる確率を左右するため、どの銘柄のオプションを見るときも真っ先に確認すべき要素の一つです。
Long Callの計算ツールを開く →3つの状態
イン・ザ・マネー(ITM):本質価値を持つ状態です。株価が権利行使価格を上回ればコールはITM、株価が権利行使価格を下回ればプットはITMになります。
アット・ザ・マネー(ATM):権利行使価格が株価とほぼ同じ状態です。ATMのオプションは時間価値が最も大きく、ガンマも最も高くなります。
アウト・オブ・ザ・マネー(OTM):本質価値がなく、時間価値だけを持つ状態です。価格が安く、利益になる確率は低い一方で、レバレッジは高くなります。
モネネスが重要な理由
OTMのオプションは安価な宝くじのようなもので当たる確率は低く、ITMのオプションはコストが高いぶんデルタが大きいため株価に連動してより確実に動きます。
プレミアムの売り手は高い勝率を狙ってOTMを売ることが多く、方向性を取る買い手はコストと利益になる確率のバランスを見てモネネスを選びます。
デルタをモネネスの目安に使う
デルタはモネネスや確率を素早く判断するための目安になります。デルタ0.50はおおむねATM、0.50より大きければITM、0.50より小さければOTMです。
権利行使価格を選ぶとき、トレーダーはデルタで考えることがよくあります。たとえばデルタ0.30のオプションを売れば、無価値で満期を迎える確率を約70%に狙う、といった具合です。
- ITMは本質価値を持ち、ATMは時間価値が最も大きく、OTMは本質価値を持たない。
- OTMは安価だが確率が低く、ITMは割高だが確実性が高い。
- デルタはモネネスと確率を素早く判断する目安になる。
- コストと確率のバランスを取ってモネネスを選ぶ。
よくある質問
どのモネネスを買うのが一番良いですか?
目的次第です。確実性と高いデルタを求めるならITM、バランス重視ならATM、確率は低くても安価でレバレッジの効いた勝負をしたいならOTMです。
なぜATMのオプションは時間価値が最も高いのですか?
満期時にITMで終わるかOTMで終わるかの不確実性が最も大きいため、市場はその分だけ多くの時間価値を織り込むからです。
モネネスは変化しますか?
絶えず変化します。株価が動くにつれてオプションはOTM・ATM・ITMの間を移り変わり、それに伴ってデルタや値動きの性質も変わります。
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