プット売りでインカムを得る
プット売りは、オプションでインカムを得る手法として最も人気のある戦略のひとつです。あらかじめ現金を確保したうえで行えば、本来買いたい銘柄をより安い価格で買い付ける約束をする対価としてプレミアムを受け取れます。ただしリスクは確かに存在するため、始める前にその中身をきちんと理解しておくことが大切です。
Cash Secured Putの計算ツールを開く →仕組み
プットを売ると、プレミアムを受け取る代わりに、満期までに株価が権利行使価格を下回った場合にその価格で100株を買い取る義務を負います。株価が権利行使価格を上回ったまま推移すれば、プットは無価値のまま満期を迎え、あなたはプレミアムをそのまま受け取れます。
キャッシュ・セキュアード・プットとは、権利行使された際に実際に株を買い付けられるだけの現金を手元に確保しておくことを指します。これが保守的なやり方で、借入金を使わず、権利行使されたとしても、もともと欲しかった銘柄を自分で選んだ価格で買うだけという状態になります。
得られるインカムと落とし穴
この戦略の魅力は、安定したプレミアム収入にあります。横ばい、あるいは上昇相場では、優良銘柄に対して繰り返しプットを売ることで安定した収入源を築くことができ、権利行使された場合の実質的な買付価格(権利行使価格からプレミアムを差し引いた額)は市場価格を下回ります。
落とし穴は下落リスクです。株価が大きく下げると、新しい市場価格を大きく上回る水準で買い取る義務を負い、受け取ったプレミアムはより大きな含み損に対するわずかなクッションにしかなりません。利益はプレミアムに限定される一方、リスクは権利行使価格近くまで及びます。
堅実に運用するには
プットを売るのは、本当に保有したい銘柄で、しかも喜んで買える権利行使価格に限りましょう。そうすれば権利行使は「災難」ではなく「計画どおりの買い付け」に変わります。それこそがこの戦略の本質です。
裸売り(ネイキッド)ではなく現金を確保したうえで行い、一度の権利行使が口座全体を左右しないようにポジションサイズを調整しましょう。これはウィール戦略の入り口と位置づけられます。まずプットを売ってエントリーし、株を保有したらカバードコールを売る、という流れです。
- プット売りは、権利行使価格で100株を買う約束をする対価としてプレミアムを受け取る戦略です。
- キャッシュ・セキュアードとは、権利行使された場合に買い付ける現金を確保しておくこと。保守的なやり方です。
- インカムはプレミアムに限定される一方、リスクは株価の大きな下落です。
- プットを売るのは、保有したい銘柄で、喜んで買える権利行使価格に限りましょう。
よくある質問
プット売りはどのようにインカムを生むのですか?
権利行使価格でその銘柄を買う義務を負う対価として、前もってプレミアムを受け取ります。株価が権利行使価格を上回ったまま推移すれば、プットは無価値で満期を迎え、プレミアムはそのまま手元に残ります。これを優良銘柄で繰り返すことで、安定した収入源を築けます。
プット売りのリスクは何ですか?
株価が権利行使価格を大きく下回って急落すると、新しい市場価格をはるかに上回る水準で買い取らねばなりません。利益はプレミアムに限定される一方、損失は権利行使価格からプレミアムを引いた水準近くまで大きくなり得ます。だからこそ、本当に保有したい銘柄でのみプットを売るべきなのです。
キャッシュ・セキュアードとはどういう意味ですか?
信用取引(マージン)に頼るのではなく、権利行使された場合に100株を買い付けられるだけの現金を手元に確保しておくことを意味します。これはプット売りの保守的な方法で、権利行使されても、もともと欲しかった銘柄を自分で選んだ価格で買うだけになるからです。
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