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インプライド・ボラティリティ(IV)とは

著者: Leida Casadiegos · 更新日 June 2026 · 2 分で読めます · リスク開示

インプライド・ボラティリティ(IV)とは、株価がこれからどれくらい動くかについての市場の予想を年率換算のパーセンテージで表したもので、すべてのオプション価格に織り込まれています。IVが高いほどオプションは割高になり、低いほど割安になります。IVを正しく読めば、適切なタイミングでオプションを買い、売ることができます。読み違えれば、割高な値段をつかまされます。

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IVが実際に教えてくれること

IVは、ブラック・ショールズなどのモデルを使い、オプションの市場価格から逆算して求めます。これは値動きの「方向」ではなく「大きさ」の期待値であり、IVが高いということは、市場が上下どちらかへの大きな動きを予想していることを意味します。

IVは予想される変動幅に置き換えられます。30日物のIVが40%なら、今後1カ月のおよその1標準偏差の変動幅は 40% ÷ √12 ≈ 11.5% となります。

IVランクとIVパーセンタイル

IVの数値そのものだけを見ても、あまり意味はありません。IVランクとIVパーセンタイルは、今日のIVをその銘柄自身の過去1年間と比較し、その銘柄にとってオプションが歴史的に割安なのか割高なのかを教えてくれます。

プレミアムの売り手はIVランクが高い(売るのに旨みのある割高なオプション)局面を探し、買い手はIVランクが低い(割安なオプションを保有できる)局面を好みます。

決算前後のIVクラッシュ

決算などのイベント前は、不確実性が高まるためIVが上昇します。イベント直後には不確実性が解消され、IVは一気に低下します。これがいわゆるIVクラッシュです。

このため、決算前に買ったロング・ストラドルは、株価が動いてもなお損失を出すことがあります。高いボラティリティにお金を払って仕込んでも、翌朝にはそのふくらみが消えてしまうからです。

計算例。 株価100ドルの銘柄で、30日物のIVが36%だとします。予想される1カ月の変動幅は、およそ 100 × 0.36 × √(30/365) ≈ 10.4ドル です。このIVを前提に値付けされたオプションは、1カ月で10ドルを超える動きを見込む場合にのみ妥当に見えます。もし相場が落ち着くと予想するなら、プレミアムを売る方が魅力的です。
重要ポイント

よくある質問

IVが高ければ、株価は大きく動くのですか?

IVが高いというのは、市場が大きな動きを予想し、その分の対価を求めているという意味です。実際にその動きが起こるかどうかは別問題で、IVはあくまで予想であって保証ではありません。

IVが高いとき、オプションは買うべきですか、売るべきですか?

IVが高い局面では、一般にプレミアムを売る戦略(クレジット・スプレッドやアイアン・コンドルなど)が有利になり、IVが低い局面ではオプションを買う方が有利になります。ただし、常に自分の方向観と照らし合わせて判断してください。

IVクラッシュとは何ですか?

決算などの予定されたイベント直後に、インプライド・ボラティリティが急激に低下する現象です。株価の動きに関係なくオプション価格を押し下げます。

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